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ちょっと調べてみた!オーバーブッキングで帳尻を合わす ホテル客室の予約管理術 [プチネタ]

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ちょっと調べてみた!シリーズの再開です。

今日は、「オーバーブッキングで帳尻を合わすホテル客室の予約管理術」に関してです。






物価の上昇や景気の先行きに不安はあるといっても、夏休みシーズンの行楽地は混雑していて人気のホテルや旅館を確保することは難しい。運良く予約が取れたとしても通常時よりも高めの料金は覚悟しておくべきだろう。宿泊料金というのは不思議なもので、閑散期と繁忙期の違いだけでなく、同じ日に同じホテルで同じグレードの部屋に泊まっても、すべての客が同じ料金というわけではなない。これは「客室=それぞれ異なる在庫」という捉え方をしているためで、仮に80部屋あるホテルなら、1年間に売らなくてはいけない在庫は約2900室ということになり、それを複数のルートを使って予約販売しているためだ。そのため宿泊料金に一応の“定価”はあるものの、各部屋の実売価格は需給のバランスや販路よって異なってくる。

ホテルの客室が他の商品と異なるのは、宿泊当日の客を獲得できなければ在庫の価値(当日の売上)はゼロになってしまうという点だ。そのため予約客の受付に関しては“保険”がかけられていることも少なくない。普通に考えれば、80の部屋数に対して、一日の予約客は80組までを受け付けて、それ以上の申込みは断るべきだが、これではキャンセル客が出ることが織り込まれていない。そのため実際には、部屋数に対してある程度のオーバーブッキング(過剰予約)を受け付けておくのが業界の常識である。スタンダードツインの部屋を事前に予約しておいたところ、ホテルに当日行ってみたら、デラックスツインの部屋に無償でアップグレードしてもらえたというようなケースでは、オーバーブッキングの在庫調整によることが多い。ホテルのオーバーブッキングは偶然のミスではなく、意図的なものなのだ。

では、現実にどれ位のオーバーブッキングがされているのだろうか。その数はホテルによっても異なるが、旅行代理店からの集客に依存している場合には客室数に対して2倍以上のオーバーブッキングがされていることもある。旅行社はホテルの部屋を数ヶ月前に確保してツアー商品を企画するため、複数の旅行社との関係を良好に保ちたいホテル側では、一日分の在庫が80部屋しかないのに、A社に 100室、B社に 70室、C社に 50室というように気前よく予約枠を提供しておく。もちろん各社のツアー商品がすべて完売することはないため、宿泊当日前までには大量のキャンセルが出ることを想定した上での算段だ。しかし思ったよりもキャンセルが少なく、当日の部屋数が足りなくなってしまった場合には、他の空いているホテルを急遽手配してそちらに行ってもらうこともある。

オーバーブッキングは航空業界でも頻繁に行われているもので、多くの利用者が見込まれるエコノミークラスでは、座席数よりも多い予約を受け付けておいてから、キャンセル客が出るのを待つことが習慣化している。それで最終的な帳尻が合わない場合には、エコノミークラスの客をビジネスクラスへ無償でアップグレードしたり、補償料を支払って他の便に乗り換えてもらうなどの調整をしている。そのため旅慣れた人になると、オーバーブッキングによる特典を期待して好意的に受け取っていることさえある。

利用する日時が限定された商品やサービスについては、当日よりも前に販売(予約販売)することが重要であり、レストランにしても普通に店を開けていれば満席になるというものではなく、いかにして早い時期からの予約客を多く集めるのかが、経営面の課題になっている。もちろん、その中からは何パーセントかのキャンセルが出ることも見込んだ上での受付をしておく必要があるが、そのさじ加減というのは難しい。そこで彼らの利用日時が決まった商品(時間在庫)の予約を専門に取り次ぐビジネスが広がりを見せているが、その急所がどこにあるのかを考えてみよう。

注目ポイント
 ●宿泊予約サイトがホテル業界に与える影響力
 ●宿泊予約サイトのビジネスモデル解説
 ●売れ残った空室在庫を売りさばく予約エージェントの採算性
 ●ハコを持たないホテルビジネスの台頭
 ●美容・健康業界における予約エージェントの登場と役割
 ●ドタキャン客からの損失を守る予約業者とアポイント管理業
 ●来店予約からアポイントメント管理サービスへの進化
 ●客室では儲からない?一流ホテルが宴会客を獲得したい理由
 ●高級サービスをウリにした隠れ家的商売と自宅店舗の採算
 ●忙しい現代人が追求する“時間の経済性”で高まる予約権の価値
 ●モノ売りから時間売りへの転換~時間消費型サービスの視点


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